スピードビジネスは一貫した思想に基づいて目的を実践しています。また、目的とは異なる目標に関しての説明です。
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目的、目標および一貫性
スピードビジネスには目的、目標および一貫性があります。これらに関して詳しく説明します。
スピードビジネスは「目的」を持っており、一貫した「思想」に従ってその「目的」を実践しています。スピードビジネスでは、組織にとって思想の「一貫性」は非常に重要であると考えており、まずスピードビジネスが考える思想の「一貫性」に関して説明します。
人の考え方は皆異なっていて当然であり、たとえ組織の中に属する構成員であったとしても、特定の思想に統一していく必要性は微塵もありません。むしろ何らかの手段を用いて強引に統一してしまう事により、偏った集団心理が形成され、異なる考え方が共存するからこそ適正に生じるはずのチェック機構が働かなくなるなどの、弊害が起こる事も考えられます。
組織が特定の目的を達成するためには、各構成員の思想が異なっている事を前提としながらも、組織内のルールとなる一貫した思想に基づいて、各々の妥協点を探り、全体を稼動させる事が求められます。
目的を達成する過程には、多くの選択肢がある事も多く、思い当たる選択肢の中から、限られた数の選択肢を選ぶ判断をすべき状況が訪れます。誰の案であれ、最終的には責任者によっていずれかの選択肢が採用され、全員がその選択肢を受けいれる必要があります。
しかし、その時に採用された選択肢には、一貫した思想に基づいた結果である事が求められます。なぜならば、もしその選択肢を選んだ理由の説明が説得力に欠けるものである場合には、責任者は構成員からの信頼を失い、組織は混乱してまとまりを失う可能性を増してしまうからです。
スピードビジネスでは、重要な事は各構成員の思想を統一するのではなく、違った意見を持つ個人が意見を出し合って洗練して行き、最終的には一貫して普遍的に提示されている思想に基づいて責任者が判断を下す事であり、さらに責任者は提示されている思想に基づいた説明を用意しておく必要があります。各構成員の思想を変えずして、同じ目的を追求していく事ができれば、目的は達成しやすくなる事でしょう。
この思想の一貫性が非常に重要だと考えています。
スピードビジネスの「目的」は、簡潔に言うと「
道徳を実践しながら、利潤の追求をし続ける事」です。
スピードビジネスでは、特別に何かを成し遂げるという達成されて失われる物事を「目的」とはしていません。倫理的に足を踏み外す事なく、社会、組織および個人の利潤を追求し続けて行くという、日々の道徳の実践の継続が「目的」なのです。一見簡単なようですが、達成されて失われる事のない、絶え間なく追求され続ける試練でもあります。
その都度の「目標」としては、こういう事業をして行きたいとか、売上をいくらにするとか、従業員を増やすとかといった事はあるかもしれませんが、それはスピードビジネスの「目的」とは全く異なる「目標」に過ぎないのです。
「目的」とは違う「目標」の説明をします。
スピードビジネスには長期的な目標があります。それは「ビジネスモデルを開拓し続ける事」です。事業内容に制約はなく、常に新しい事業を開拓していく事が、スピードビジネス創業時からのテーマとなっています。
スピードビジネスは、創業当初から IT コンサルティングおよびシステム開発で収益を上げてきましたが、受託のシステム開発をするために、この会社を作った訳ではありません。派遣の技術者であった私藤野が事業をおこして、事業を成立させるためには、システム開発事業がもっとも確実だと判断したからに過ぎないのです。
「新規ビジネスモデルの開拓」で十分な収益が成り立つようになれば、受託システム開発事業の規模は縮小していく予定です。
2004/05/03(月)スピードビジネス 代表取締役 藤野 直規